おやすみ、いとしい小鳥さま【描き下ろし漫画付き電子限定版】
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おやすみ、いとしい小鳥さま【描き下ろし漫画付き電子限定版】

佐倉リコ

小鳥…ではないけど小鳥もいる

ネタバレ
2023年6月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人間と鳥人がいるファンタジー。日本より中華的世界観。鳥人は総じてハイランクで裕福。住み込みで働きに来たシュウは、細くて表情の乏しい孤独なご主人様ライを気にかけるようになる。そんなとき、門前に捨てられた卵。跡取りを産む考えを持たなかったライは卵を育てることに。飾り気がなく率直で面倒見のよいシュウは綺麗で甘え方を知らないライに惹かれていく。鳥人の世界では羽の色や形がステータス。黒が混じった小ぶりな羽であることで、親に疎まれ切ない幼少期を送ったライ。それを聞いたシュウは増々ライを大切にしようとする。ライもまた初めて好きの感情を知り、シュウへの思いを高めていく。使用人の溺愛攻めと身分が上の儚い受け。子育てをしながら両思いに。展開は少し早めで、赤ちゃん鳥人コマの成長を親的存在の2人が見守り関係を深める。王道と言えば王道。養育歴から自信が持てない箱入り当主が、率直スパダリ候補の使用人と出会ったことで知らなかった世界を知り成長する2人の恋は、サラッと読み進められます。後半にエチあり。赤ちゃんが可愛い。
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