このレビューはネタバレを含みます▼
上下巻あります。下巻ではまさかの想像もつかない展開。下巻は精神的にキツい模写があるので、ハピエンが好みなら上巻だけの購入を推奨します。
ー以下ネタバレー
下巻で攻めがグダグダなのがかっこ悪いなって思ってましたが、最後に大半が演技って気付いて鳥肌立ちました。無理やり犯そうとした時のは流石に演技じゃないと思いますが、どこまでが素でどこまでが演技かは最後まで分かりませんでした。本当に掴みどころが無くて怖い。
読み返してみて気付いたんですが、笑吉君が初めてイタ電されたシーン、よく見ると電話鳴る一つ前のコマ、副介さんがさりげなく椅子の死角に左腕動かしてるんですよね。隠れて携帯ポチったのかな。怖っ…こんな所に伏線敷くなんてはらだ先生天才過ぎませんか。
そんな怖ーい攻めに対し、受けの笑吉君がいい子すぎて涙出てきます。純粋で心優しい笑吉君が、果たして副介さんに落ちるのでしょうか。副介さんがやった事は普通なら絶対に許されないけど、笑吉君なら絆されて流されて許してしまいそう。悪い男に捕まって可哀想ですね。
上巻では不穏な要素はあったものの結構良い終わり方をしたので、下巻で今まで築き上げてきた関係が全て崩れ落ちていく様を見るのはキツかったです。雑食でBL読み始めて随分と経ちますが、ここまで喪失感に浸ったのは初めてです。
深夜テンションでレビュー書いてるので文章酷い気もしますが、要約すると最高ってことです。
ハピエン求めて買ったら後悔するので覚悟して読みましょう。私は覚悟しないで読んで結構辛かったです。