きみの春花
」のレビュー

きみの春花

有馬嵐

2巻の表紙がエモすぎる

ネタバレ
2023年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ てぇてぇ…なんて尊いんだ…

日常では決して得ることの出来ない、ボーイズラブからしか得られない栄養ってあるんですよね…爽やかなんだけどどこか少し切なさもあり読後の余韻が美しいです。
高校時代からゆっくり進む2人をじっくり見ていたせいで、2巻終わりでは私は彼らの同級生だった気がしてきたとややバグりました。

1巻は出会いからお付き合いまで、2巻は先輩卒業後のお話。1巻は超王道、昔の少女漫画のような話でしたが2巻ではちょっとほろ苦い展開もあり、より一層2人の思いが結びついていて尊みがカンストしています。

先輩ってポジションは受けをしてるけど最初から抱かれたくて受けをしてる訳じゃなくて、現状それが一番早く純恋と繋がれる方法だから受けてるっていうのがめちゃくちゃエモくないですか…
あんな攻めっぽいのに今日するかもしれないと思って準備してるのが可愛い過ぎる…うぅ…

タチをしたいけど抱かれてもいいと思うくらい相手のことが好きな受けが私は大好きなので先輩の漢気にスタオベでした;;
1巻で2年後に純恋を抱く宣言していた先輩だったので2巻では先輩が攻めに!?と思ってドキドキしながら読みましたがまだ受けでした!!笑
ちょっとリバ要素ありますので苦手な方注意です。

とはいえ1巻も2巻もほとんどえち描写はありませんので、そういう場面というよりもそこまでたどり着くまでのプロセスにジタバタゴロンゴロン萌えさせてくれる作品です。
くだらない駆け引きや相手を試すようなことはせず、ちょっとのヤキモチは妬きながらも誠実なお付き合いをする2人が美しすぎて眩しい。
これが命の洗濯ってコト…?

表題作のみ1巻183P、2巻178P、ピュアな話が読みたい時にオススメです。綺麗なもんを見させて頂きました。
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