このレビューはネタバレを含みます▼
5人のセフ レがいるド助平な漫画家(ジャンルは魔法少女)征士郎と、同棲中の彼氏でEDな劇団員トモハル。征士郎はルックスもよくトークも上手くラジオDJとしても人気で高収入、トモハルは演技の才能はピカイチだけどコアな演劇ファンにしか知られておらず、対人スキルと家事能力が低すぎて一人ではとても生きて行けなさそうな男。しかもトモハルには辛い過去があって体の関係に酷い拒絶反応を示す(鰹節化)。そんな二人が征士郎の愛と努力と根性でどうにか壁を乗り越え、やがて心身ともに愛し合えるようになり(なったので征士郎はセ フレたちと別れ)トモハルも役者としての人気に火が点き始めて…というリアル寄りのラブストーリー。作画が青年誌風味で内容は女性向けラブコメっぽく、トモハルの過去のシーンや征士郎がラジオで語る内容は社会派っぽく、ベッドシーンはゲイ雑誌の世界。この作者さんの表現力の凄さ、巧みさ、古今東西のBLを読み漁り大抵の作品では驚かない歴戦の腐女子でも、読みごたえを感じること間違いなしです。