このレビューはネタバレを含みます▼
1巻は叙述トリックかな?みたいな感じで主人公を演出していて、最後の方にどっと真実がわかる感じで面白い。
母と娘の物語だけど、どちらの気持ちも理解できる。あるあるな関係なんだけど、自分の考えひとつで変える事は出来るし、結果的に母も娘も変化(母は進化と考えた)していく。父親も弟も今後考えを改めていけるといいけどね。
でも「女なんだから」的な思想って今でもありますね。
祖母の葬儀で弟に言われましたわww親戚のおじいちゃんおばあちゃん達に怒られてましたが。(ざまあ)
そういう感覚に縛られてる女性も老若問わずいらっしゃる気がします。育った環境もだけどそうして生きる方が楽って人もいるんだろうね。
男性側の話だと遺伝は確実にあると思います。
うちの弟はそういう環境では育ってなかったはずなので父親のモラハラが遺伝したんでしょう。
今後の変化に期待させる1巻からの2巻でちょっとぞっとしました。
私の友人がこの手の支配系母親で、娘さんが中学生になったあたりからおかしくなってしまいました。
真面目で優しい人だったのに。結局離婚して娘さんは父方に引き取られましたが彼女がなぜ変わってしまったのか、どうにか救えなかったのかと今でもちょっと悲しく思い出します。今作では皆救われるといいなと思うので、3巻早く読みたいです。