良い意味で含みのある奥深い作品だと思う





2023年6月19日
シリーズ4作め。ここまで来たらもう「これから読もうかどうしようか迷ってる」人がレビューを見ることもない(ここまで来た人の殆どがシリーズのファンでしょう)が、シリーズを重ねる毎に、話が進む毎に読み応えのある素敵な内容になっていますから、できる限り多くの人に読んでほしいです。
詳しい内容と見所は上手なレビューと本編を読んでのお楽しみでよいと思いますが、私が魅力的だなと思う点を紹介させてもらうなら…「それぞれのキャラの人生の交錯のさせ方が、とにかく上手」な事です。小説でも漫画でも「伏線」を大事にしている読者さんは多いと思います。私も気にしますが、この作品は航平と太一のメインキャラを軸として、すぐ側にある家族・友達など他キャラの人生を適度に深掘りしながらタイミングよく絡ませて、良い意味で含みのある奥深いものにしている所が、唯一無二の素晴らしさだと思います。それと並行して、一つ一つ問題を乗り越えるパターンではなくて、同時多発的に問題(というよりテーマ)が浮かび上がって、解決する時期をズラす手法も興味深いです。1巻初めに出てきた問題が、他の問題をこなしつつチラ見せするけど、2巻でも全容が見えないとか。太一の父親問題が正にそれで、3巻でどうなるのかメチャクチャ気になります。
詳しい内容と見所は上手なレビューと本編を読んでのお楽しみでよいと思いますが、私が魅力的だなと思う点を紹介させてもらうなら…「それぞれのキャラの人生の交錯のさせ方が、とにかく上手」な事です。小説でも漫画でも「伏線」を大事にしている読者さんは多いと思います。私も気にしますが、この作品は航平と太一のメインキャラを軸として、すぐ側にある家族・友達など他キャラの人生を適度に深掘りしながらタイミングよく絡ませて、良い意味で含みのある奥深いものにしている所が、唯一無二の素晴らしさだと思います。それと並行して、一つ一つ問題を乗り越えるパターンではなくて、同時多発的に問題(というよりテーマ)が浮かび上がって、解決する時期をズラす手法も興味深いです。1巻初めに出てきた問題が、他の問題をこなしつつチラ見せするけど、2巻でも全容が見えないとか。太一の父親問題が正にそれで、3巻でどうなるのかメチャクチャ気になります。

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