かみさまの画家
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かみさまの画家

米戸けい

宗教画家

ネタバレ
2023年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人のお話。同門で幼馴染的に育った2人。情況把握力に長け、感性豊かな天才肌(受け)のイルマリと無骨に愚直に力強い絵を描く秀才肌(攻め)のバルト。対象的な2人はライバルであり、認めあっている。いつしか、イルマリから誘い身体の関係を持つも、バルトは片恋と決め込んで。聖画家としてのポジションは高いイルマリの所謂クソデカ感情(あんまりそうは思わなかったけど)による拗らせが、バルトによって溶けていくお話。中世のような、マリア信仰になぞったような、だけど架空の世界。世界観も宗教画家の性も興味深く読めました。絵があまり好みではなかったんだけど(苦笑)、バルトがやけに格好よく見えるときがあり、いい男なんだなと思った(笑)恋人になってからの甘さ、溺愛、いい感じですよ。
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