物語の中だけでなく読み手も幸せにするお話





2023年6月20日
シリーズや長編が好きで、先生の他作品も読んで信頼がありましたし、評価も高かったのでずっと気になっていた作品でした。ただ…日本の時代劇のような侍が出てくる設定はちょっとと、敬遠していました。それでも「いつか読もう」と思っていて手を出してみたら、躊躇っていたのが嘘みたいにあっという間に引き込まれてしまいました。
冒頭の空良の名前の所で「??」となりましたが、すぐに流れが分かるものの、分かったら分かったで泣けて仕方なかったです。ここで空良に感情移入してしまった時点でどハマりが確定した気がします。こういう心優しく純粋で不憫な子が、持ち前の性根の美しさから溺愛されて幸せになるお話は、物語の中だけでなく読み手まで幸せにしてくれる有難い作品だと思います。
あとがきを読んで、本編より何より一番驚いたのは「実は先生自身も時代劇が苦手」ということでした。そんな雰囲気は1ミリも感じなかったし、高評価でシリーズ化されているというのも納得の面白さでした。
冒頭の空良の名前の所で「??」となりましたが、すぐに流れが分かるものの、分かったら分かったで泣けて仕方なかったです。ここで空良に感情移入してしまった時点でどハマりが確定した気がします。こういう心優しく純粋で不憫な子が、持ち前の性根の美しさから溺愛されて幸せになるお話は、物語の中だけでなく読み手まで幸せにしてくれる有難い作品だと思います。
あとがきを読んで、本編より何より一番驚いたのは「実は先生自身も時代劇が苦手」ということでした。そんな雰囲気は1ミリも感じなかったし、高評価でシリーズ化されているというのも納得の面白さでした。

いいねしたユーザ1人
-
ジユンチ さん
(女性/50代) 総レビュー数:855件