ラグナクリムゾン
」のレビュー

ラグナクリムゾン

小林大樹

漫画の良いところが詰まった漫画

ネタバレ
2023年6月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者が作った概念を定着させてからそれをぶっ壊していく感じで、爽快感がパナいですね。
創造の塊というか、自由というか、例えば100万年誰にも負けた事がない無敵ボスを20歳の主人公が倒すけれど、実は別世界ではそいつは雑魚中の雑魚だったり。なんなら主人公の寿命は明日までで、勝つ見込みは無かったけど、バトル中に新たな力に目覚めて勝ってもいいし、急に別世界から新キャラが登場してボスもろとも倒して帰ってもいいし、そいつは過去に2人に分離したボス!?だったり。ぶっちゃけ作者が思いついて絵に起こせばなんでもあり。そういう漫画でした。
でも、それをするには説得力が大事で、迫力のある画力や破綻せずに進んでいく物語もメリハリがしっかりしていて、テンポもかなりよく内容が詰まっていてめちゃくちゃ面白いです。直近で階位1位の竜を倒した感じでしたが、それは「翼」の血族の1位なだけで別の血族はまだいるし、その上に立つ王もいるっぽいのでまだまだ新たな創造が楽しめそうです。
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