このレビューはネタバレを含みます▼
セック スになる。衝撃的よねぇ。
コロナ禍で生まれた話だとは思ったけど、生殖技術までリモート化、体外受精に体外発達…試験管ベビーとか言われたことがあったけれど、これぞまさしく！って感じ。体組でも受精卵でもコピー可能…確かに今もできるけどね、倫理的に整合性がとれないから人間でやってないだけで。人権を確保できないクローン。旧式（生セック ス）を知ることのためだけに生かされる…業が深い。何も知らずに純潔を強いられて価値観に植え付けられて成長する。約束のネバーランドみたいで、イキガミとドナーと少し異なる怖さのある近未来。生殖技術やクローン技術の副次品としての死なない薬。昔から人間が欲しかったものが手に入った先の世界。考えさせられるねぇ。普通に生きて、普通に死ぬことの難しさ。いやぁ〜いろは先生、すごいわ（笑）コロナ禍で明るい話を！と考えたのに暗くなったと、あとがきにあったけれど（笑）スケールのデカいSFに愛あるエロがあって。人間の考え得る関係性は、最後は変わらないかもしれないと希望を持たせてくれた。あっぱれです！
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