このレビューはネタバレを含みます▼
作画が綺麗で物語も面白いので買い続けますが、何だろう…疑問を抱く所が多々あります婚約者の王子から悪役令嬢が婚約破棄という作品はたくさんあり殆どがクズ王子として描かれ婚約者でありながら王子は全く主人公との関係を築いていなかった、その為悪役令嬢は王子に対し、婚約破棄されても何の感情も抱いていない。…というパターンが多いですが今作は寧ろあんなに仲睦まじく愛を育んでいて、お互いに気持ちがあったのに、ぽっと出の女の言葉を信じあまつさえ、主人公を断罪。しかも主人公からされたという嫌がらせもしょぼい…。主人公の家は冷酷で有名な伯爵家。学園に通う生徒は主人公は冷酷で高圧的、権力でねじ伏せる…というイメージを抱かれており王子から婚約破棄された瞬間も誰も主人公を擁護する者は無く王子とぽっと出女を祝福。主人公の両親と兄は主人公に対しとても厳しく優秀な成績を収めても当たり前で、主人公に対し何の評価も賞賛もしたことが無い家の事で幼少より苦しめられできる事なら家を出たいと悩んでいた主人公を支えていた王子、主人公は前世の記憶があり、物語の世界にある内容を知っていたが、このまま何事も無く王子と幸せな未来をと願うも叶わず、物語にはない続きを現在喫茶店を切り盛りしながら過ごし客として、新しい友達として獣人達と平和に過ごしています。後に実は主人公はチート級にバカ強い事が判明しますが、王都を離れてから主人公について語られる場面があり主人公の親友二人(断罪時にどちらも不在で主人公が学校を辞めた後にその事を知る)が怒り王子を問い質す。国王陛下もまた、王子が主人公を切った事に苦言…他国の大物達も主人公を好いていた為、遠回しに二人の婚姻が破棄された事を苦言。主人公が契約している大精霊や森に住む精霊は主人公から救ってもらった恩があるため主人公の味方…と、王子とぽっと出女、モブ生徒と主人公の家族以外はっきり言って主人公の味方&主人公の逆ハーレム状態ではありますが他国の大物達は主人公の生い立ちを知りながらこれまで指をくわえ何もせずに静観し、主人公が婚約破棄されてから動き出すのは偽善だなと正直思ってます。そして、新しい地で街の人達から直ぐに慕われているので学園の生徒が主人公について人柄を知らないから誤解されているとありますが、親友達と一緒にいる所を見ていますよね?…高圧的で冷酷に見えます?…と疑問に思う所がけっこうあります