東京ミドル倶楽部【電子版限定特典付き】
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東京ミドル倶楽部【電子版限定特典付き】

嶋二

ゲイ専門の出張ホスト(37歳以上)クラブ

ネタバレ
2023年7月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル毎にタイプの違うおじさんが登場します。『陰か日向か』ダンディで優しそうな大塚さんが宇野さんのところに派遣されてきます。宇野さんは上司が命令するみたいなキツい口調でと頼みます。上司に報われぬ片思いをしている宇野さんはそれを忘れたくて大塚さんを買うものの現実は変わらず苦しむのでした。『目覚める細胞』学生の流一のところに同棲相手という設定で訪ねて来るのは、おじさんには見えない可愛らしい榎本さんです。流一は小さい頃に会社社長の父親を亡くし母親が社長を引き継いでいる勝ち組で、亡くなった父親と同い年の榎本さんに本気の恋をします。『はじまりなんてそんなもん』久川の派遣先にいたのは会社の同期の磯貝でした。会社ではほとんど接点のない磯貝は、サイトを見てたら顔が似ていたからと呼んだと言い、タチの久川にネコを要求してきます。久川は毎週末呼ばれるようになり会社での関わりも変わってゆくのでした。『アンチロマンちっく』どうしようもなくクズな善ちゃんは借金のカタにミドル倶楽部で働くことになり、何故か元モデルで青年実業家•類家揺に気に入られます。たった一度の善行に救われる『蜘蛛の糸』みたいなお話てす。『みちづれモノポライズ』新は高校の同級生だった瑛介の元に派遣されます。単身赴任中の瑛介には妻子がいて、新とは店を通してしか会わないと言うのでした。26年前の告げられなかった想いが成就します。『素顔のぴょんくん』大学1年の男の娘•ぴょんくんに呼ばれたのはお洒落な景山さんで、何もかも初めてのぴょんくんは景山さんを好きになってしまいます。ピアスらしくエロ盛り盛りですが、どのストーリーも読ませます。
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