このレビューはネタバレを含みます▼
攻め、初登場シーンの不穏な感じから、飼い殺し待ったなしだと思っていましたが、そうはなりませんでした。わかりにく!攻めの気持ち、わかりにく!!わかりやすく優しい攻めじゃありません。一緒にご飯食べて、話して、同じ寝室で寝る。お風呂にも入れてくれるし、何回か殺そうと手を伸ばしてるの気づいてる筈なのに、何もしない。受けのなんなの??という気持ちわかりすぎる。ただそばにいる。でも、受けはそんなふうに扱われた事なくて、きっと戸惑いが大きかったんだと思う。攻めはいろいろしてくれるのに、自分何も返せないから。何というかその辺の感情の揺れとか、状況説明がちょっと不足してるようにも思いますが、絵柄が死ぬほどタイプなのでOKです笑攻めのお兄さんとかも、不穏撒き散らすだけ撒いてちょこちょこ画面にいましたが、ろくな絡みなく残念。コッチのイケメンももう少し拝みたかった。お母さんと再開してからは、びっくりするほどトントン話がまとまって終わっちゃいます。お母さんの明るいキャラに少なからず救われたところもありますが、上下巻に分けるとかすればもっと丁寧に描いてくれそうな作者さんだけにいろいろ惜しいな、なんて思います。始終ずっと暗〜いムードで進んできただけに、ハッピーエンドで終わった事自体は嬉しいんですけど、そこに至るまでが少し駆け足です。特装版小冊子のお話みたいな2人のイチャイチャ一生見てられる。