このレビューはネタバレを含みます▼
長らく塩漬けしていた作品を3巻まで一気読みしました。面白い、そしてお腹空きます。異世界ではなく(?)異次元日本という設定で都会と田舎で行政も違うという別国のような感じになってますが、あくまで日本なので日常の食事が昔ながらの和食が盛り沢山で食後に読んでも何か食べたくなって冷蔵庫を漁るを繰り返してしまいます。
虫とか巨大で気持ち悪い描写もあるのですが、神様や妖精類が違和感なく、成り立ちも「そうなるよね」と納得出来る設定でこの作者さん凄いなと思いました。序盤の家族が離れ離れになるのは切ないですが、主人公の3歳児が兎に角食いしん坊で自由満載で、残された家族の方が切なく寂しがって対照的です。田舎最強という設定なのが都会の描写と対照的で面白く、また所々コミカルで読んでて嫌な感じが全くありません。主人公の前世の記憶持ちは必要ないような気もしますが、3歳児らしからぬ賢さと気遣いを前提にする為には必要だったのかもしれません。暴食に走るかもしれませんがおススメです。