読んでよかった

妖艶な表紙とタイトルに惹かれて、試し読み。試し読みでちょっとひるみました。いかにも、雪刀が暗いバックグランドな感じだったから。実際読んでみて...2人が出会えてよかった。やっぱりパパと雪刀の関係はありえない関係だったし、雪刀がそれをしょうがないと思ってるようだったし、雪刀を取り巻く環境もありえない気持ち悪さだったし。後藤さんに会えて、BEARS の店長さんたちと関わりを持てたことが、生活を好転させることになって。家の火事によってパパの存在自体が消えて、一からスタートできた雪刀は幸運だったと思う。パパの最期についてはざまぁみろって感じだったけど、作家であるパパを守るために酷い生活に耐えてきた雪刀の事を思うと、パパの病気や醜態、自分の行為なんかが、露呈しなくてよかった。雪刀と後藤さんの新しい生活を、触れ合いをもっと見たいなと。