ゆびさきと恋々
」のレビュー

ゆびさきと恋々

森下suu

深いようで薄い

ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者違いますが「うるわしの宵の月」同様に、絵の美しさで買い続けているがストーリーが響かない作品。これも雑誌「デザート」掲載作だが、20代位までが対象なのだろうか...シーモアで色んな作品に触れるようになったせいもありますが、どうもつまらないのです。
耳に障がいを持つ女の子と国際感覚豊かな男の子のカップリングは成る程良いなと思い展開を期待したものの、トントン拍子過ぎる点と、ヒーローの高過ぎるコミュ力に違和感が出てきました。カッコいいんですけどね。包容力あり過ぎるやろ!と突っ込みたくなります。
身体的障がいがあっても(あるからこそ?)明るく心が澄んでいることや、そこに惹かれていく様を描くのは綺麗で素敵ですが、健常者同士の恋でも様々な壁や行き違いや悩みを描くからこそ漫画として面白いので、そこは同じでいいんじゃない?と感じてしまいます。障がいのある子の恋って、こんなにパーフェクト男子じゃないと乗り越えられないの??
とはいえ、これから同棲編がどうなっていくか...でしょうか。
古い名作ドラマ「愛していると言ってくれ」ばりの
切なく墜ちる恋のスパイスが、もう数滴欲しい!と思うのは、やはり私が歳を取ったからなのか...。
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