あの子の子ども
」のレビュー

あの子の子ども

蒼井まもる

福さんが

ネタバレ
2023年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ひどく幼く(いや、未成年ですけれども)悲劇のヒロインよろしく泣いたり宝くんを責めている描写がしんどいです。(ホルモンバランス崩れて情緒不安定とはいえ)
が、これは周囲がそれを許してくれているという事でもあるのだなあとも思えます。
大抵の男性は逃げてしまい 泣き言さえ許してくれません。。
女性はどんな選択をするにせよ、胎内に存在する生命からは逃げられません。
「孤独に出産し、自分の手で殺める」という選択さえ出来てしまい、哀しくてやりきれない事件さえ起こりえる。
宝くんは・・あれかな、人生二~三周目なのかな?
この作品内で一番浮世離れした存在。本当にいたら凄い。会ってみたい。
世に溢れるクズ野郎どもに爪の垢を煎じて飲ませたい、強制で。
宝くんの母親は良くも悪くも現実的で、ある意味誠実であるように思う。
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