はじめて、はじめました。
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はじめて、はじめました。

暮田マキネ

尊い作品を、ありがとうございます

ネタバレ
2023年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鴇ちゃん、可愛い、愛おしい。童顔の27歳、でもしっかり大人。大人にならざる得なかった鴇ちゃん。もっともっとの大人からみれば、もう健気すぎて、愛おしいが度を超す長男。この清廉さはなんなんだ。鴇ちゃんの尊さはてっぺんですが、悩める芸能人尭良も、イメージ裏切る可愛いさ、ピュアさ。この尭良×鴇(ですよね?逆なら倒れる)は、尊すぎます。
突然母子家庭になった鴇ちゃん家、4人の弟達と不安定な母親を支えて、高校にも行かず、家族を守ってきた27歳の鴇ちゃん。母親の再婚で、家族を守ってくれる義父が出来て、「これからは自由に」と言われ通信制の高校に入学しました。一人暮らしもはじめ、自分による自分のための生活が始まります。そこで、自分のためだけに伸び伸びと…ではなく、頼られない新しい生活に、悶々たる気持ちも抱えていた鴇ちゃん。そんな中、出会ったのが、三男の友人で、芸能人の尭良です。世間的情報に疎く、純粋に優しい鴇ちゃんは、悩める芸能人尭良にとっては、癒やしの存在です。必然のように仲良くなり、「至って普通のはじめて」を二人で体験していく様子が、なんとも優しく温かい。一点の曇りも無いキレイ感が、たまりません。
19歳×27歳の初恋。清らか美しいストーリーの中で、ドス黒いシミの様な女子が出て来るんですね。自分には全く理解し難い存在ですが、あーゆーのもいる、あるんでしょう。かなりムナクソを感じました。でもそれを全て消し去る、鴇ちゃん、そして尭良×鴇のピュアなlove。このままでも大満足、完璧ですが、この先二人の恋人ラブラブが見られるなら、それは嬉しい以外ないでしょう。続編希望です。きっと、尭良の身体的?精神的?問題も解決していき、尭良スパダリ予備軍に、鴇ちゃんは女神のような受けになるのでは?? と、勝手な妄想期待。
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