違国日記
」のレビュー

違国日記

ヤマシタトモコ

終わってしまったが爽やかな気持ち。

ネタバレ
2023年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻から10巻を6周くらいした程度の好きさで待っていた最終巻。
終わってほしくなかったけれど読後は爽やかな気持ち。
ラストの詩もそうだし、「心を砕く」という言葉の意味を生きてきて初めて体感として知った気になりました。また社会的な問題、セクシャルマイノリティの問題、フェミニストの問題、ホモソーシャルの問題、それぞれ身に寄り添って描かれていて、とある担任をしている身として勝手に学生におすすめしていたのですが、じぶんの血肉にするためにまた初めから読み返そうと思いますし同僚の先生にもおすすめしていきたいです。。
とにかく感謝しかありません。
そこを言葉や絵、表情にしてくれてありがとうございました、という感謝です。
出逢えてよかったお作品でした。
槙生さんと笠町くんの今後が気になりすぎるけれども、これもまた現在の結婚観に毒されているが故なのかな思いつつ、実社会も、お互いを大切にし助け合い一緒に生きていく形、ふたりでいる形も様々でいいとなったらいいなと思うに至りました。
とにかく感謝。
ありがとうございました。
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