表題作!!





2023年8月10日
何はなくとも表題作、、、映画を観た様なとてつもない余韻が残りました。“月影”→短編いくつか→“逃げ水”(月影の続き)で入ってます。“月影”を読んで浅はかながら、医者の先生とのドラマチックな続きがあるかな、なんて思っていたんですね。そうではなく、清人を普通の人間として描ききっているからこんなに胸を打つのかな。彼を通り過ぎていったたくさんの愛情。そして彼も注いだであろう愛情。色々な愛情の形があって、込み上げる物がありました。ラストも本当に素敵。この間に入ってる短編いくつかは全部テイストが違って、作者様の振り幅にビックリ。読了後、雰囲気ある表紙を見てまた胸がギュッとしました。購入して良かったです。

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