マロニエ王国の七人の騎士
」のレビュー

マロニエ王国の七人の騎士

岩本ナオ

私的には最高に好きな世界

ネタバレ
2023年8月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ たぶん、今1番好きな作品。で、きっとずっと好きな作品。皆さんのレビューをチラ見すると、ふむふむ。向き不向きがあるかもしれません。試し読みでは伝わらないかもしれませんが、作品自体は間違いなく最高傑作。コレは言い切っちゃう。でも、誰にとってもじゃない。まぁ、どんな作品も全てそうなんですけど。この作品は完結してから、時間がかかっても良いので最後まで通して読んだ方が良い。この作品の言語と生活と空気を纏いながら読んだ方がすんなりいく。何と言うか、音楽は好き、舞台も好き、だけどミュージカルは全く理解出来ない。みたいな人には難しいかも。この世界の理をただ受け取れば良いだけなんですけどね。と言うまさに理が良い!親の世代のアレやコレやが7人の子供達に受け継がれ(子供達の預かり知らぬところで)、順にその宿命と渡り合うストーリー。1巻の紹介文に「国」とか「中世騎士」とかありますが、「神話」に近い。子供達それぞれが自らの宿命と向き合うのではなく「渡り合う」さまが読み応えあり。そのさまが「国と歴史の成り立ち」に沿っていくので、最初だけ、途中だけ、何となく、読んだだけでは分かりにくいと思います。不思議を不思議と思わず受け取れる方、ファンタジーや神話好きな方、細かい設定が好きな方、家族、友人、人との繋がりや絆のストーリーが好きな方、楽しめると思います。
ずっと積んでいて完結したら一気読みするつもりでしたが我慢ならず読み始めてしまった!やはり好き。完結するまで何度も読むと思いますが、完結後にまた初めから読むのが今から楽しみで仕方ない。
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