このレビューはネタバレを含みます▼
最初は仄暗い感じで始まり、色がない世界のような雰囲気で、でも2人で過ごすうちに少しずつ心が動き、色が増えていく感じがしました。何より朝日のシーン。あの場面はカラーで見たかった！朝日に照らされたキツネがどんな色だったのか気になります。あと、ルビが印象的でした。いくつか気になったけど、1番は「バケモノ」が「特別」かな。ラストのほうは展開がトントン拍子で、もちろん母親のこととか良かったけど、父や兄のその後とかも気になります。特に兄が何かありそうだったのに、何もなかったので、何を思ってたのかが知りたい。そして、死をも覚悟した2人が幸せな世界で生きていく姿はとてもホッとしました。人と獣人が共存する世界は、2人にとってとても色鮮やかで煌めいて見えるだろうなと思いながら、最後はラブラブな2人が見れたし、素敵なお話でした。
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