ニューヨーク・ニューヨーク
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ニューヨーク・ニューヨーク

羅川真里茂

自分は自分であるということ

ネタバレ
2023年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今も昔も変わらないのはきっと、普通という概念から外れていることを受け入れて認める事。ケインは警察という組織の中でひたすら自分を偽っていくしかなかった。そこに現れたメルとの出会いが全てを変えていきます。ケインとメルが互いを思い遣って、時を過ごす。諍いがあったりもしますが、それは生きてる人間だから。生き生きとしたふたりがとてもいいです。時代が違うので、少し今とは違う状況もありますけど、根底にあるものは同じですよね。ケインの同僚のエピが切ないしやるせない。差別や悲しい想いをする人がいなくならといいですね。
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