グッドバイライラック
」のレビュー

グッドバイライラック

ゆき林檎

ライラックの花言葉

ネタバレ
2023年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ が、「初恋」。てことは、さよなら初恋。
ん〜、ついこの間に「君の初恋が終わる」を読んだばかりで。こちらの方が発行年は前で、ちょっと闇がありますね(笑)
大好き過ぎて、忘れたくないけど忘れたくて、自暴自棄気味になって色んな人と付き合った元生徒。5年後に教師になって戻ってきた。気持ちはそのまま、というより生徒でない分、押しが強い。胃袋掴んで世話焼いて甲斐甲斐しい。そんなときにリベンジポルノで学校に写真が送られてきて、教師を辞めた。先生は自分は教え子のために頑張った。自分が考えられる範囲で。いなくなった彼を探して捕まえた。もう答えは出たのだろう。
一緒に暮らして2年。先生の父親に挨拶にいく。痛みを伴って得た幸せ。加藤には、もうそれたげでいいのだろう。可愛いのにベタな愛情表現はしない先生。でも、情愛はある。
エチシーンはほとんどない(あるにはある)けれど、静かに流れる時間に人間の営みを感じる。ゆき林檎先生流だなぁ。
ゆき林檎先生、もう作品を作らないのだろうか…また読みたいです。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!