ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
」のレビュー

ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~

尾羊英/中村颯希/ゆき哉

つらい(2巻まで)

ネタバレ
2023年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 友人に勧められて読み始めたが、主人公よりも彼女を陥れた慧月に感情移入してしまって読むのが辛い。
根性のない、努力の足りない人間は嫌われても仕方ないのだろうか。愛されず守られず愛することを教えてもらえなかった者は、そのままずっと誰からも愛されないのか。弱い者は淘汰されるのか。弱いままで生きていくことは許されないのか。ファンタジーだが、その点で非常によくできた現実の写し鏡だと思う。
私は慧月にも幸せになってほしい。だが、2巻まで読み終えた段階ではそんな気配が全くない。これ以上買って読み進めるかどうか悩んでいる。
いいねしたユーザ9人
レビューをシェアしよう!