ヨミホ 小説 ボクシング

幼なじみのヒカと瓜生が、ボクシングに打ち込みつつ人生に翻弄されていく話。小説。今井ましいさん初めてで、レビュー良かったので読んでみました。子供の頃から社会人になるまでの2人の壮絶な半生が描かれて、もう先が気になって一気に読了。小椋ムクさんの挿絵がまたとっても良くて、そうそうこんな2人！と絵をじっくり眺めながら読みました。個人的には、ほぼ99%ボクシングの小説と感じました…BL要素はあったけど、おまけ程度だったかなあ。でもボクシングだけで最後までグイッグイ引っ張られて、かなり面白かったです。☆は4つだけど、BLとしては、どうかな…悲惨すぎて恋愛どころじゃない雰囲気だったんだよな…。2人とも共依存みたいなとこあったし。生活面で気になることも多く…3年間も一緒に暮らして気づかないのかとか、お婆ちゃんどうなったのかとか、高校生が天涯孤独になると学校にも通えないのかこの国は福祉どうなってるとか、ちゃんと手帳とかもらってやってるのかな？とか、諸々気になり過ぎて…面白かったけどね！