幸福の王子様と―僕らの知らない物語―【単行本版(限定描き下ろし付き)】
日尾ねり
このレビューはネタバレを含みます▼
披露宴会場で働くゲイの篠塚と花嫁の兄で近所のスーパー店員の佐原のお話。佐原が妹のために自分を犠牲にして、また、その事で傷ついていてほんとに切ない。篠塚ははじめは見た目で神経質タイプかと思ってたけど、思いやりあるし包容力のあるいい男でした。見た目で判断してゴメン。最後は二人が幸せそうで良かった。オスカー・ワイルドの「幸福の王子」の引用がされていて、それも相まって涙腺刺激されました。
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