ウサチャンオオカミ
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ウサチャンオオカミ

加藤むう

オオカミさんの優しさに漢を見た

2023年9月4日
164ページ。
表題作+読切+表題作描き下ろし。
ケモ耳ではなく、見た目は完全に人間の、獣の生態を取り入れた擬人化。
全体的にコミカル、受け攻めの立場逆転を受け入れられるところに漢を感じるわたくしは満足です。オオカミさん、相手を思いやれる良い男。
各話独立した話になっていて、立場逆転、種族間年の差、ウサギコミュニティにオオカミが出入りする周囲の問題(茶番劇が楽しかった)、肉食草食の本能の問題、そして子供の話。
最終話の子供の話が、どう考えてもおかしいのを二人だけが大真面目に準備しているのが笑える……んですけれどもそこにある切実な気持ちに泣いた。
少し及ばずの星4つ。
〜〜〜〜〜
『グッドボーイ』双子もの。片方が一人暮らしをしようとしているのを、もう片方が離れたくない一心でとる行動がアホすぎるw 恋愛……ではない気がする。
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