このレビューはネタバレを含みます▼
なかなか闇深い。光属性からの救済かな。
白瀬が性依存になったのも、多賀谷が罪悪感から抜け出せず共依存的になったのも、元を正せば面白がって悪戯した同級生のせい。彼らは罪の意識なく普通に生活しているのだろう。少年院に入った先で白瀬は地獄の日々があり、多賀谷のことが引き金になった。多賀谷も抜け出せない。白瀬も抜け出せない。そこに現れた中津。白い手の記憶と性。純粋に好きで、白瀬や多賀谷の話を聞いても引かずに、なんとかしたいと思う優しさ。２人が救われた。夢を持つことも追うこともできるようになった。純粋な温かい光。救われてよかった。少年院のアイツも捕まって、ちゃんと話も回収されている。3年経って落ち着いている。よかったとしか言わざるを得ない。幸せはみんな求めていいんだ。
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