このレビューはネタバレを含みます▼
短編集NightSに収録されている同作名のお話のその後に訪れた或る夜のお話。
短いページ数でこんなお話を描けるヨネダコウ先生はやっぱり凄まじい…。
しかもこの凄まじい作品、同人誌だったんですね…
電子配信ありがたすぎます。
まず本編もこちらもとにかく会話も空気感も粋でオシャレ！
なのに人間ドラマがこれでもかというほど練り込まれている。
唐島は一見純情バカ系だけれど頭も悪くないし気がきく方だと個人的に思わせてもらえる魅力的なキャラ。でもそれ以上に穂積マサキの頭のキレがよすぎるんだ！そして色気も凄すぎる。
そんなマサキに翻弄され続ける唐島とマサキが唐島に惹かれてる事を一晩だけ唐島にも自分にもマサキなりに分かりにくいながらも隠さなかった夜のお話。
唐島には信じてもらえず狼少年になった気分になったり、こんな風にいるのは夜が明ける6時9分までと自分に言い聞かせていたけれどその後も唐島のそばを離れられず由々しき事態と独白する人間くさいマサキが最高によすぎる。
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