ラプンツェル王子の通い妻
」のレビュー

ラプンツェル王子の通い妻

小中大豆/麻々原絵里依

ざまぁ、ねえ…

ネタバレ
2023年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 要は尽くし系受けちゃんが、著名な画家で生活力もない世間に疎い浮世離れしている攻めさまに軽んじられて、攻め酷いコノヤロとなる。からの~というお話ですが…
たしかに攻めは世間知らずで鈍感、おまけに気配りなしのダメダメ野郎で途中まではばかやろうとなるんです。しかしながら、後半は自身のダメさを猛省し変わろうと必死になって足掻き努力する。つまり、所謂気づきですね。その姿が不器用でもう見てられなくて…受けも結局、見放せず絆されて元サヤでめでたしとなります。これはまごうことなき攻めざまぁなのか?たしかにあほかーとはなるんだけど、まず悪意はないし。もっとどうしようもないクズ野郎ならともかく、むしろ明らかに悪意あるリオン、ゴミクズ店長共に腹立つ。こいつらざまぁしてやらんかいと。とにかく新人をいたぶるパワパラめいたやり方がね…せめてもっと他の方法でギャフンとさせてほしかった。
とはいえ、昭良に花の絵渡す件では胸がしめつけられた。不器用で純粋、直向きすぎるんだよね。日々の生活にもままならないような姿にも、「もうやめてあげて…」となった。克己がやっと人並みになれたのはよかった…
しかし、スッキリとはならずしんどかった。
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