狼領主のお嬢様
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狼領主のお嬢様

柑奈まち/守野伊音/SUZ

ときめきながら泣きました

ネタバレ
2023年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初見の表紙の絵から特別自分の好みではないかな、と思いましたが回を重ねる毎に魅力的になるので心配無用!です。

好きな人に裏切られ、それでも前世の罪を償おうとする決して前向きではないけど優しくも強い主人公と、市民の為に愛する人を手にかけた男性の苦悩に何度もリアルに泣きながら苦しくなったことか。
最初から最後まで一貫して2人の愛は変わらなかったのがとても尊くキュンキュンさせられました。あと男性側の敬語がこんなに萌える事を初めて知りました。ありがとう。

1巻を読み終えた後すぐに2巻に手を伸ばし、でも最後まで読み切るのが勿体無くて、ゆっくりと噛み締めながらページを開き気付けば最終巻まで購入です。

少しだけ欲を言うのであれば、最後は大きな事件も起きずイチャイチャしてるだけの新婚旅行が見たかったーー!!!ずっと苦しんでいた2人なのでそれだけが心残りではありますが、主人公がストレートに愛を伝える姿にずっとニヤニヤが止まらなかったです。2人に幸あれ。
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