瓜を破る
」のレビュー

瓜を破る

板倉梓

十人十色の魅力

2023年9月18日
主人公以外にも魅力的な人々が登場し、いろいろ間違えたり、悩んだり、傷ついたりしながら歩んでいく様子が愛おしいと思える作品でした。まい子と鍵谷の高校生みたいなドキドキな恋愛もかわいくてたまりませんが、同僚の話もそれぞれ面白く、年代や性別、キャリアが違う人たちの葛藤が等身大に伝わってきて、切なくなります。板倉先生はその辺りの描き方がとても上手で、みんなの成長を見守る親戚のような気持ちで読み続けてます。
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