災厄にして惑わず
」のレビュー

災厄にして惑わず

嶋二

惑いっぱなしではありますが(笑)

ネタバレ
2023年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特に、門司がね(笑)40代以上が主人公の作品は好きです。どうしたって人生のことを考えざるを得ないから。どんな答えを出すのかを楽しみにしています。「40までにしたい10のこと」しかり、「スモークブルーの雨のち晴れ」しかり。こちらは、それらよりも前の作品になりますかね。
2人ともノンケ、ルームシェアしたことから始まる恋愛で、先の人生までを見据える。中学の同窓生。門司が勝手にライバル視していたが、六車はどこ吹く風。バツイチの六車には中学生の娘がいる。門司は、いつまで経っても現実を受け止めきれず、恥ずかしがり、照れ隠しに怒ったり騒いだり(笑)巻を追うごとにエチも恒常化するが、最初は尻を使うのは月1とかルールがあった(笑)六車が倒れたとき、病院で家族以外はダメと拒絶されたところを六車元妻が弁護士調で詰め、なんとかいさせてもらった。常連客の独居老人問題、親のこと、色々と考えさせられた門司。六車の気持ちや考えはとっくに決まっていたが。迷い戸惑い悩み苦しむ。そういうことかもしれない。よい作品でした。
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