ブルーピリオド
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ブルーピリオド

山口つばさ

進む道

ネタバレ
2023年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 11巻まで読んで。側から見たら天才と呼ばれるような人も、何も悩まず思い通りに生きているんだろうと思われるような出来過ぎる人も、実はみんないろんな事に悩んで息をして生きている。みんな、人間なんだ。誰かの些細な言葉が誰かには棘のように刺さったり、誰かには目の前がぱぁっと開ける扉のような役目になったり。こんなに熱く青春を生きてる。立ち止まり熟考し、振り返って悩み、勢いよく先に進む。アートって凄く不自由で凄く自由って。彼ら登場人物の事のよう。先を決める時って、孤独がチラつくもの。ひとりで決めるのだ。悩まないわけがない。少しでも否定されたら心が揺らぐ。でも、好きなんだという気持ちに引っ張られて行く歩みにただただ感動してしまう。
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