グレーとブルーのあいまで
」のレビュー

グレーとブルーのあいまで

糸井のぞ

歳の差

ネタバレ
2023年10月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 出版社のセールにて購入。
友人からの勧めだったのですが、オススメするのわかる!!
かなりのオジさん受けなのですが、オジさんの色気にやられるし、オジさんの弱さも可愛く感じてしまいます。
BLだけど、ヒューマンドラマでもある作品でした。

主人公は、しがない高校教師の甲太郎。
甲太郎の学校の生徒・小夜谷マサトラ×甲太郎の義理の父(嫁の父親)・庚子。
マサトラが揉めているところを庚子が助けたことがキッカケで、庚子のことが気になり始めるマサトラ。
甲太郎も含め、3人でドタバタやりとりする中、2人の恋愛が少しずつ進み始めるストーリーです。
歳の差のあるCPですし、マサトラが高校生ということもあってどうなの?と思う部分もあったのですが、ストーリーに引き込まれて気になりませんでした。
庚子自身も、はじめは色々考えて受け流してちゃんと向き合ってなかったけど、結局マサトラに絆される形で始まってるし。庚子がちゃんとマサトラと向き合おうと思ったのも、マサトラの愛が伝わったからじゃないですか。
庚子に気に入られようと髪を切ったりブラックコーヒーを飲めるように練習したり、カッコつけようとしているのも可愛いけど、ちゃんと時間と足を使って愛を伝えるマサトラが健気で感動しました。
そりゃ庚子も絆されるよね。
描き下ろしも良かった!マサトラに抱く宣言されて、庚子が抱かれるために準備して心待ちにしてるのに待ちぼうけくらって不安になってるの可愛い。マサトラも庚子も年齢差で色々不安になるけど、それを乗り越えるくらいちゃんと向き合って全身で愛を伝えていて胸に響きました。
私も人におすすめしたい。
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