このレビューはネタバレを含みます▼
表題作ほか1作収録。どっちもよかったけど、それぞれもっと長く読みたかったー。
「愛せよ坊ちゃん」
お目付け役のお隣さん・一誠×自立を目指す箱入りお坊ちゃん・棗。大企業の御曹司で跡取りだったが、適正ゼロでやんわり梯子を外されてしまった棗。隣人でお目付け役の一誠に厳しく現実を知らされて、挫けそうになりながらも踏ん張る坊ちゃんが危なっかしくて頼りなくてハラハラした。親の教育含めた諸々も一誠サイドのことも、もっと深掘りして欲しかったけど3話構成じゃ難しいか。ここまで過剰な箱入り育ちに突然好きなことしろって酷だよねえ。ゆっくり世間を知って考えて、坊ちゃんなりの道を見つけて欲しい。
「俺のミスターへ」
大学のミスターを狙う取手×幼馴染みに10年片想いしている映像研の草太。ミスターコン優勝を目指す中で近付く二人の前後編。はっきり物言う草太がいいな。本戦の様子も見たかった!