このレビューはネタバレを含みます▼
3巻まで読みましたがこれは完結してざまぁハピエンが確定したら読みたい作品です。
鬱々だけでなく悶々ともしていて、ただただ主人公の不遇と不幸と理不尽を見せつけられるばかり。そこにほぼ変化やループのチートもなく。エンドレスループの地獄があるだけ…
カラスが唯一異質な存在だけど、3巻は登場ほぼなしで、一冊読んで『話、進んだっけ』となりました…
この話をどう結末に持ってくかは結構気になるけど、正直今は面白くはない。この面白くない は、人の不幸を面白いと思えないタイプだからです。シンデレラストーリーの伏線やハピエンの為の助走期間にしては長すぎませんか?
何か変化の兆しとか、主人公に希望が生まれたりしても良いと思うんです。一冊の価格も高い訳ですし
心理描写が細かくて、主人公が色々考えてるのは伝わってくるのですが、いかんせん何を見せられてるんだろう…という疑問がいい加減湧いてきてしまう。
婚約者にいい加減見切りをつければ良いのに、とか騎士やカラスともう少し…とか、何も変わらない感じに見ていて悶々します。
ループしまくって何十年かわからないけどひたすら冷遇され続けてもまだ婚約者を好きって、正直主人公もいかれてると思うし、なんかもうそれ愛じゃなくて執着や意地じゃないかなとか思えてくる。本当に解放されたいならもっと方法あるんじゃないかなぁ…
家族の事もとっくに見限るよなぁと。
他作品だと家を出たり、商売始めたり、人脈作って力を付けて居場所を人権を勝ち得たりするけどそれもないから全てモダモダ…
変化がカラス頼みなのもなぁ。
アルに言うタイミング逃したら『今しか勇気なかった もう言わない』もループ何回もしてる割に子供だね って思ってしまった。何年生きてるの…
主人公を嫌いになる前に主人公の性格に変化が欲しいところ。
みんなから愛されないって言ってる主人公を自分までも嫌いになりたくないのに。読者として愛して応援したいよ。