このレビューはネタバレを含みます▼
新田先生を知ったのは、「男が男を愛する時」だったかと(電子化して欲しい。)
個人的に「春を〜」は、卒業保留のままで…(新刊も読みたいのですが…やはりツラい。)
この歳で知ったオメガバやdom sub、昔からあるdkジャンルも最近のBLはキラキラで、スゴいなぁ…と惚けるほど。
そんな中、学生時代からの作家を読むとスゴいなぁというよりは、飯うまッ!と五臓六腑に沁み渡る旨さがあるんですね。
「プリンスオブサハラ」
表紙…絵画のようです。小道具の使い方が最高に耽美です😩 堪能。
人物の感情の表し方、物語の構成…沁みます。
サハラの中に、金髪青眼の少年の面影を残した青年…(萌えしかないよ!)。そしてBLの中にしかない、芸術作品の様な裸体(女性でも女性的でもない、だけど男過ぎない美しい男性)新田先生のキャラは正に芸術品😩
異国で外国人の母親が息子を守っていくのは大変だったのかな…と思いながら、捕虜の王子が愛される喜びと悦びを知って変わっていく表情は沁みました。
現代に戻って子孫なんだろう2人は、なかなか始まりません(当て馬が良い働き😩)
そこからまた過去とミックスする物語の構成は個人的に、The BL😩😩 と萌え震えました。
触れられなければいっそ…と官衙までになった王子の腹心の臣下の愛憎よ!(はぁ…沁😩 )そして、美しい華は短命という古典スパイス!!薔薇の花束と薔薇園での2人の再会シーンは…まるで紅の豚のラストを思い出しました😩 。
「紅珊瑚の法悦」
みずら…😩 それだけでご飯を何杯もおかわりできる…。
P.130のコマ(先生…有難う。美しき)
P.135のタコ!(あんなタコ、初めて見たよ😩 )
ヌタウナギ!個人の妄想ですが、あれは珊瑚の指輪じゃ無い…😌。あのタコの指輪は、夜な夜なタコになるのだと思う(草壁…大変だろうな。)タコタコすみません。
「男弁天艶聞録」
短編なのですが、深いです。「春を〜」の「冬の蝉」とダブルコラボ作品との事。
「キスアリキ。」の組長一家先祖の物語。(とにかく、美しい😩)受け攻めのカテゴリーが無い玉蟲色の世界✨ 私の中のBLです。(イギリス青年紳士は、想いを告げられず帰国した…に1票)
最高の一冊でした。