注意）皇女様のお話ですが舞台はほぼ下町…

ネタバレ

2023年10月14日

このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじだけでは分かりにくいですが、物語のメイン部分は下町で身分もない男と女としてのお話になります。

表はきらびやかで裏では陰謀渦巻く王宮を舞台に不遇のヒロインが愛するヒーローと紆余曲折を経て結ばれるお話を期待するなら期待外れになると思います。
ヒロインがとても美人とかでもないですし、大人しくて割とやられっぱなしのキャラなので、ザマァを期待する話でもなく読後感はあまりスッキリはしないです。

最後までどちらのヒーローと結ばれるのか？わからないのですが、最後駆け足に感じました。

はっきり言って選ばれなかった方はかなり歪んでいて、ヤンデレ気味（ヒロインと身分差があったからこそ、ヒロインには墜ちてきてほしい、最後に自分の手に入るのであれば身体に傷を負っていようが、最悪娼婦まで身を落としていても良いと思ってたくらい）だったので、長年の執着の割に引き際がアッサリとなったので、うーん、となってしまった。
一度このヤンデレくんの元に嫁がされて、歪んだ執着で壊されかけたところを助けられ最後の最後にヒーローと結ばれるくらいの長編でも良かったなぁと思いました。
まぁとにかく重いので、読むときは覚悟が入りますし、口直しにライトなラブストーリーを用意して読んだほうが良いかなと思います。

地雷の可能性として、何度かヒロインは結婚をしていますが愛の無い夫婦生活やモブからのレイプとかもないのでそこは安心できるかなと思います。
虐待はありますけどね。

結構ネタバレしてしまいましたが、数あるテンプレ通りのお話とは違い個性的な作品ですし、読み応えはあります！

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書庫さん

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