ハッピー・オブ・ジ・エンド
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ハッピー・オブ・ジ・エンド

おげれつたなか

今年最高傑作‼10年に一冊の奇跡の名作‼

2023年10月17日
最終巻3巻完読。号泣しました。目が腫れるまで泣いた。もうBLとかのジャンルでなくとんでもない作品を読んでしまいました。神が宿ったペン先から描き出され怪物のような奇跡の作品です。一見表紙から重く痛い作品と思って読まずにいらっしゃる方に申し上げたい。これ読まずしてBLの素晴らしさは分かり得ぬと申し上げます。まず画力が神。おげれつ先生はお会いしたことはないのですが、超美人でセンスがよい方だと推測されます。もう美人攻めのケイト(浩然)が睫毛の先まで美しい。新宿の街角も正気を失うくらい描き込まれます。そこに立つケイトがもう芸術作品です。こんな絵がかける人は尋常でなく美しい方に違いないと思います。そんな神の描く痛いぐらい不幸な生い立ちの超絶美人な男の半生に心を縛り上げられ幸せを願わずにいられません。普通に食べ物があること学校に行けたこと寝る場所があることがどれだけ奇跡で幸せなことか気づかせられます。そして強く人を愛するからこそ、その人を失う恐怖に怯えること。そして失っても愛する人の幸せを願う純真さ。3巻は号泣につぐ号泣です。最後にHAPPY OF THE ENDのタイトルを読んだとき私の感情の決壊が崩れて温かい涙で泣き崩れました。タイトルのその意味をその時はっきりと知り納得しました。ああ生きてるって素敵、普通に生きてるだけでも奇跡のように素敵と価値観がガラッと変えらました。本当にBL作品の枠からはみ出た神作品です。もう続編はないだろうな。これ以上の完結はないです。おげれつ先生。本当に感謝いたします。こんな作品を紡いでくださってありがとうございました。こんなにも重い作品を描いているのに関わらず、楽しくかけましたとあとがきにあり驚きました。多分先生の心が尊く神のようであるので何かに導かれて描き続けてこられたのだと思います。今後もどうかより多くの作品を描いてくださいませ。私はお墓に入るまで先生の作品を集め続けます。電子だと1冊しか買えないのが悔しいです。どうか先生のご健康と素晴らしい才能の発展を祈っております。
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