このレビューはネタバレを含みます▼
峰浪りょう先生の作品で初めて読んだのがヒメゴトでしたが、絵の柔らかいタッチからは想像のつかないほど、人の心理を描くのがお上手だなと圧倒されました。
ヒメゴトは19歳と言う子供と大人の間で揺れ動きもがく男女を決して綺麗事だけでなく、暗く苦しい面もちゃんと捉えて描いているので、もちろんフィクションだし、フィクションらしい内容なのに、リアリティを感じさせる凄さがあります。心の明暗を真摯に描いてるので、どのキャラも善も悪もある人間として、とても魅了的です。
購入から数年経ちましたが、何度も繰り返し読んでいる作品です。