図書館の眠り姫
」のレビュー

図書館の眠り姫

遠野春日

自意識過剰で強引な攻めにドキドキ

ネタバレ
2023年10月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 近年あまり見なくなったタイプの攻めだと思います。受けも自分のこと好きに違いない、とか、俺のことずっと好きだったんだろ?って、口下手で素直じゃない受けに代わって自ら受けの気持ち代弁したりと傲慢で自意識過剰な攻めです。でも、遠野春日先生の書く攻めって良い所の御曹司でけして下品だったり、それによって興醒めするという事がないんですよね。むしろ、こういうふうにグイグイくる攻めって、草食系男子が流行り始めた頃からとんと見かけなくなりましたから、新鮮かつドキドキです。そして、自分に自信がある男性って頼もしいし、キラキラして見えます。こんなにも情熱的に追いかけられたら、攻めのこと好きになると思います。そんなわけで、攻めが好きです。まだ口説いてる途中でキスしてくるんだけど、ここ凄いドキドキしました。車でのキスも。受けが「もう嫌だ!またこんな…」って拒絶するのも込みで萌えた。もう俺と会えなくなってもいいのか?俺のことどうでもいいのか?みたいに、畳み掛けてくる攻め超〜オスだ。カッコいい〜素敵だ〜〜しかも、後半で受け目線もあるじゃないですか!!!受け、最初から攻めのこと好きだったんだ〜って、めっちゃニヤニヤしながら読んだ。というか、受けの気持ちすごいわかるんですよね。どうせ理解されないなら、別に誤解されたっていいや、みたいなの。本当に大切な人だけが、わかってくれたらいいんですよ。ちょっとうじうじ(もじもじ?)してて、攻めをイラつかせる事もある受けですが、とても可愛かったです。攻めのために奮闘したり。お互い愛し、愛されているカプです。
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