【単行本版】引っ越したら隣人が推しだった結果…漫画家と配信者の日常
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【単行本版】引っ越したら隣人が推しだった結果…漫画家と配信者の日常

夏目かつら

そういえばありそうで無かったかも?w

ネタバレ
2023年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 引っ越ししてみたら同じアパートに推しが住んでたってのは王道だけど、その推しがじつは自分のファンだったという両片思いならぬ両片推し(?)のパターンは、そういえば見たことなかったかも。わたしが知らないだけで他にあるのかな?w

黒髪+そばかすで陰キャ典型みたいな描き方なのに、秋良くんがすごく可愛い!顔もだけど仕草と行動がかな。路夏くんもそりゃ一目惚れするよね。
最初から庇護欲全開で向かってく路夏くんもカッコ可愛いし。秋良くんが引っ越す原因となったストーカーの撃退法も、推し活するひとならではで面白かった(笑)。

うんうん、そうだよね。ダメだと思ってる自分を好きで居てくれる誰かがいるかもってのは、往々にしてあるし、こういうSNSやら配信やらがある時代ならではのお話ではあると思う。
ともあれ、目新しく楽しませてもらいましたよ!

■■

ただ気になる点が少々。
たとえば7話の冒頭で、急にスーツ姿で登場した路夏くん。まぁ謝罪の気持ちを表すっていう意味でのシャレ・・・なのだと思うけど、その恰好をした理由を語ることなくご飯を作る流れになったり。ストーカーを撃退したあとの2人が恋人関係になった経緯というか理由が2ページほどの説明だけで終わっちゃってたり。
ところどころで「ぶつ切り感」or「いきなり感」のするコマ割りや展開が多い。

(2人の初対面の時も、路夏くんがジーっとTシャツ見つめてて(ん?)と思うコマとか入ってると分かり易いんじゃないのかなぁ・・・?)

作家さんの癖なのだろうと思いますが、とくにストーカー事件のあとの秋良くんのアレコレはもうちょい丁寧に描いても良かったんじゃないかと思います。


全体的には可愛くて好きなお話なので、ぜひ続いて欲しいですけどね!
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