不埒なこじらせ~好きで、好きで、好きで~【特別版】
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不埒なこじらせ~好きで、好きで、好きで~【特別版】

バーバラ片桐/小山田あみ

小山田あみ先生の表紙絵は美しすぎる

ネタバレ
2023年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小山田あみ先生がイラストを担当していると読みたくなってしまって困ります。紙本を買って何度か繰り返して読みましたが、手放してしまいました。先生のイラストの本は手元に一冊しかありません。
初めて読んだときは、武石泰嗣は刑事として有能でいい男だと思ったのですが、気が弱く押しが強い人には負けてしまいそうなところや、観察眼に優れていないと思ってしまいました。ホストとして枕営業をしない主義の笹山吹雪に保険金詐欺容疑者の斎藤久美子に対する枕営業をさせたのは間違いだと思います。結果として、吹雪は命を取り留めたのですが、一つ間違えば命を失わせてしまうことになっていました。一か八かの博打のような捜査をしてはいけません。今回は虫の知らせで助けられたのですが、どうやって久美子の部屋を探して入ることができたのでしょうか?其の辺りがよく分かりません。囮捜査は危険だということは判っていたはずです。一般の人にそれをさせるのは在り得ません。細かく読んでいくと色々と辻褄の合わないところや納得できない処があります。
好きだったなら、高校生の時にどうとかするかもっと早く行動を起こせよと言いたい。若い時は二度とないんだよ、君たち。若気の至りというのもあるのだけれど。
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