坂の上の魔法使い
」のレビュー

坂の上の魔法使い

明治カナ子

その後の話

ネタバレ
2023年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『坂の上の魔法使い』のその後のお話です。
ラベルが総督になり、新しい居住区の準備に奔走していてリーは今までと違い自由に時間を過ごしている様子。
今作の中心人物はギルドの長・エイベンで、エイベンが忘れてしまった過去の記憶を取り戻すストーリーです。
と同時に、使役についての話も広がります。
エイベンの使役がマスクをつけていることが気になっているラベル。使役を見ると魔法使いの人となりがわかると自論を持っており見せないことにも意味があるのではと気になっています。
ラベルはリーの使役に殺されかけました。しかし使役が名前をつけてもらってもただ屋敷を守り人間のように暮らしたいもの、主人のそばで見守りたいもの様々です。
見た目も憧れの人だったり忘れられない肉親だったり。
魔法使いと使役の関係は、その数だけ色々あって他人がどうこう口出すものではないのだなと感じられました。
この関係をBLというには少し下衆かなとも思われますが、使役も愛の形だなと思います。
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