花咲みの魔女に告ぐ 【電子限定特典付き】
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花咲みの魔女に告ぐ 【電子限定特典付き】

キタハラリイ

魔女

ネタバレ
2023年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。
魔女のテーマのアンソロ?表題作含め3作ありましたが、全て魔女のお話でした。
表題作は、魔女の血を引く結×幼馴染みの綾。
幼い頃両親が亡くなり、祖母と一緒に暮らしていた結だがその祖母も他界。その頃から不思議なことが起こるように。
結の笑顔で花が満開になるコマがとても美しくて、綾が惚れちゃうのもわかります。
今はまだ高校生ですし、結がイギリスへ行くことも受け入れなければいけませんが、言葉通りまた会えると信じています。
2作目は、はめられて追われているジウと、不思議な男娼のファン。ちょっとした悪戯なのか、ジウは恐ろしい未来が見せられます。またこの二人が再会することはあるのでしょうか?
3作目は、異父兄弟のアオイとナギサ。
アオイはナギサとの違いにコンプレックスを抱き海外へ出て行きました。
母親が亡くなり、たった2人の兄弟だけが残され、何かが始まる予感。
お話はこの作品が1番好きでした。異父兄弟とはいえ本物の兄弟ですもんね。禁断の愛が匂わせられていますが、これは慈愛なのか性愛なのか。
不器用なアオイと、それに執着する兄のナギサという設定がまた良かったです。
最後の描き下ろしも良かった!3作品が全て繋がり、表題の2人が結ばれる夜。流れ星がたくさん流れていてロマンチックでした。
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