このレビューはネタバレを含みます▼
見た目が女の子のようだと、子どもの頃から弄られ、いじめられ。ゲイである自覚を持って、女の子にはなれないけど女の子のように扱われたい願いがあって。でも、それが浅ましいと感じてしまい、幸せになりないのに、なれないと俯き、諦める。その切なさと憂いがヒシヒシと伝わり、うるっと(感動ではなくて)くるときがある。
自分を好きだと言ってくれる。信じたいけど、未来は信じられない。好き過ぎて世界を憎むって気持ち、いじらしく切ない。
コマノは、大雑把で犬のようで盛っているように見えるけど、双頭夏樹が好き。それが伝わらないもどかしさ。
友だちの助言もあり、気がつき夏樹のもとにかけつける。いい奴だ。コマノなら大丈夫なんじゃないかなと思わせてくれて、嬉しかった。