このレビューはネタバレを含みます▼
面白かった。希少種の人間を餌として飼うのがステータスで上流魔族の嗜みな世界観。受け一家は中流魔族だけど、状態の悪い人間を褒賞で貰えることになって…というお話。家族でキャッキャして人間を可愛がってるの微笑ましい。受けからしたら攻めは高級品なので丁寧に扱ってお世話するんだけど、おかげで攻めは懐くし情が湧いて餌以上の扱いになっていく。最初は他の魔族に反感を買ったりしてたんだけど、開き直って攻めを着飾ったりしたら逆に破天荒じゃんと面白がられるのが悪魔っぽくて笑った。餌でしかない人間の医療は未発達で、後世で同じように人間を大切にしたい魔族のために記録に残すことにしたエピソードも良かった。魔族にとっては短命すぎる人間との寿命差BL。人間を雑に扱っていたラカルのエピソードも泣く。