このレビューはネタバレを含みます▼
茶髪×黒髪。確かに1話はわくわくするんですよね。でも受けに告白をなかったことにして欲しいと言われ連絡も避けられ気味・他人行儀にされて腹が立ったからって“仕返し”で白紙ではなく保留にしたい、って言い出す攻めに対し、あまりにも受けの気持ちを軽んじ過ぎていると感じました。
また、折角視点が交互に描かれるのに攻めの気持ちの変化が分からないんですよね。受けの最初の告白未遂時に断ろうとした理由は明かされますが、そこ時点での攻めの気持ちがはっきり分からず…?私が読み解けていないだけなら申し訳ないのですが、この時点では友愛でしかなかった様に思えます。いつ恋愛に?なんか元彼から急にバラされたのもあれなんですが、そもそもそのセリフを発言するに至った感情の揺れ動きをこちらは見たかったわけで……なんか……そういうふわっとした作品ですと言われてしまえばそれで納得するしかないのですが……
だって元彼の話だと、元彼には攻めに対する気持ちはなかったのに1年も付き合っていたということなので、当時は攻めの方が元彼のことを好きだったってことですよね。口ぶりからして攻めにとっては男と付き合ったのは多分この元彼だけで、それってかなり特別だと思うし、友達期間はなく恋人スタート⇒別れて友達、っぽかったので出会いがアプリや紹介だったとしてもいままで女性が対象だったなら何で急に男と?になるので不自然でそこも気になりました。
この元彼とは友達として何年も連絡取ってて、受けとはここ1年で再会するまでは会ってなかったのに再会してから急に身のまわりの世話をさせてるってのも設定として腑に落ちず……そもそも受けにだけ素を出してるのもきっかけが分からず、もやもやが残ってしまいました。肝心な情報がないというか……最後にセッ…が一回ありますが(白短冊と白抜き)、攻めは急に受けと付き合うことにしたくせに積極的にセッ…に誘ってくるのも抵抗なさ過ぎたのも謎に感じてしまいました。